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2019年 春合宿 〜前半〜

こんにちは。
58期鳥類班班長のオパールです。
遅くなりましたが、今回は春合宿、ということで西表島に行きました。平成最後の春合宿です。鳥班は私しかいないので、植物班に同行する形で調査することになりました。
私にとっては最後の春合宿なので、楽しみつつ調査を頑張りたいと思います!


3月14日(春合宿1日目)
私が西表島に着いたのは17時頃でした。
キャンプ地へ行く途中、去年はたくさん見られたカンムリワシがほとんど見られませんでした。なんだか異例な春合宿になる予感がします。
今日は飛行機や船でとにかく疲れたので、おとなしくテントで寝ました。


3月15日(春合宿2日目)
さっそく春合宿の活動を始めようとした矢先に雨が降りました。
曇っていますが、少し遅れて宇多良炭坑へ。
とてもぬかるんでいて、長靴でゆっくり歩いていきます。木が茂っていてなかなか見えませんが、途中でひょっこり出てくる鳥たちや鳥の鳴き声を植物班の人たちに説明しながら、また植物班の人に植物の説明をしてもらいながら歩き、最奥地へ。

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宇多良炭坑にて 
撮影:オパール

とても神秘的で美しいところでした!植物の説明を聞き、私は鳥を探します。
探していると、茶色い小鳥が現れました。リュウキュウキビタキのメスです!
残念ながらオスは見れませんでしたが、神秘的な植物やリュウキュウキビタキのメスが見れて満足です。
その後住吉牧場の方や子午線モニュメント、千立集落を回りましたが、天気がずっと悪いせいか、なかなか鳥は現れてくれませんでした。
その日の夜はナイトドライブへ。
フクロウ系を目当てに子午線モニュメントや千立集落の方へ行きましたが、結局鳴き声しか聞こえませんでした。
鳥果としては少し苦い結果になりましたが、まだ合宿2日目です。明日も頑張っていきたいと思います!

3/15の成果 12種12亜種
1.リュウキュウキジバト 2.ダイサギ 3.コサギ 4.シロハラクイナ 5.カンムリワシ 6.オサハシブトガラス 7.イシガキシジュウカラ 8.リュウキュウツバメ 9.イシガキヒヨドリ 10.リュウキュウメジロ 11.リュウキュウキビタキ 12.キセキレイ


3月16日(春合宿3日目)
本日は休息日です。植物班と共に船浦港で釣りを楽しみます。天気はまた曇りかつ不安定でしたが、砂浜でちょこちょこと歩き回るシロチドリがたくさん見られました。
また、スーパーへ連れて行ってもらっている途中でクロサギを海岸で見つけました。
また、キャンプ地の近くでカンムリワシの幼鳥も見ることができました。白くてかっこかわいいですね。
休息日なのに少し鳥が見れてラッキーでした!

3/16の成果 11種11亜種
1.リュウキュウキジバト 2.ダイサギ 3.コサギ 4.クロサギ 5.シロハラクイナ 6.シロチドリ 7.カンムリワシ 8.オサハシブトガラス 9.リュウキュウツバメ 10.イシガキヒヨドリ 11.リュウキュウメジロ 



3月17日(春合宿4日目)
天気はまたも不安定な曇りでした。
この日は古見の方へ行きました。
天気のせいか、鳥はあまり現れませんでしたが、カンムリワシが比較的多くみられました。
美味しいお昼ご飯を食べて気を取り直して西表島センターへ。剥製などをみて、今年の鳥の観察情報を確認し、スーパーによってからキャンプ地へ帰りました。

3/17の成果 15種15亜種
1.カルガモ 2.リュウキュウキジバト 3.チュウダイズアカアオバト 4.アオサギ 5.ダイサギ 6.コサギ 7.シロハラクイナ 8.カンムリワシ 9.チョウゲンボウ 10.リュウキュウサンショウクイ 11.オサハシブトガラス 12.リュウキュウツバメ 13.イシガキヒヨドリ 14.イソヒヨドリ 15.リュウキュウメジロ 


3月18日(春合宿5日目)
この日は晴れたり曇ったり雨が降ったりと、またまた不安定な天気でした。
本日は哺乳類班、魚類班、植物班と共にピナイサーラの滝へ行きました。
その入口付近でホオジロハクセキレイを見ることができました!

しばらくホオジロハクセキレイを観察した後、ピナイサーラの滝へ向かって山を登っていきます。なかなか険しい山道で苦労しましたが、ピナイサーラの滝へついた時の景色は絶景でした!そこでみんなでお昼ご飯を食べます。
しばらく滝の付近を散策した後に下山。晴れてたら最高だったなあ、と思いつつ、下山しました。鳥を見るのには向いているとは言い難い山でしたが、とにかく景色は絶景でした。

その後、夕食前にお土産を買いに車を走らせます。急なスコールにあいましたが、無事お土産を買い、キャンプ地へ帰る途中で、畑に佇むズグロミゾゴイを発見しました!驚きです。

夕食後、マンゴー林道を歩きました。15日に見られなかったリュウキュウコノハズクを見ることができました!
少しハードなスケジュールでしたが、充実した1日になりました。

3/18の成果 11種11亜種
1.リュウキュウキジバト 2.チュウダイズアカアオバト 3.ズグロミゾゴイ 4.シロハラクイナ 5.カンムリワシ 6.リュウキュウコノハズク 7.オサハシブトガラス 8.イシガキシジュウカラ 9.イシガキヒヨドリ 10.リュウキュウメジロ 11.ホオジロハクセキレイ


3月19日(春合宿6日目)
この日は休息日でした。
再び植物班と魚班の方々と共に船浦港へ釣りへ。この日は海が荒れていたせいか、シロチドリが少ししかいませんでした。魚の方もなかなか釣れませんでしたが、何匹かは釣れたため、持って帰って調理し、美味しくいただきました。

3/19の成果 6種6亜種
1.リュウキュウキジバト 2.シロチドリ 3.オサハシブトガラス 4.イシガキシジュウカラ 5.リュウキュウツバメ 6.イシガキヒヨドリ   
       

春合宿はまだまだ続きます。
長くなりそうなので、ブログは後半へ続きます!

伊豆沼遠征2018

こんにちは。
58期鳥類班班長となりました、オパールです。
今回は毎年恒例の伊豆沼遠征について書きたいと思います。

今年の伊豆沼遠征参加者は鳥類班1年のグッタタとEmaya、鳥類班2年のオパール、爬虫両棲類班2年のK、鳥類班3年のチカディー先輩、虫斑3年のK先輩、鳥類班4年のスピリタス先輩、そして卒業生のS先輩、Y先輩、M先輩です。M先輩はお仕事の関係で途中からのご参加でした。
場所は、宮城県の伊豆沼周辺と化女沼、蕪栗沼、奥松島、蒲生干潟などに行きました。

2018年12月28日

7時35分、レンタカーとY先輩の車をお借りして、湘南台を出発。伊豆沼近くのサンクチュアリーセンター鳥類館へと向かいました。
途中休憩をとりながら16時30分頃に無事全員がサンクチュアリーセンター鳥類館に到着しました。そこでサンクチュアリーセンター鳥類館を見学しながら、伊豆沼やマガンたちのねぐら入りを観察しました。


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ねぐら入り観察INサンクチュアリーセンター鳥類館 (撮影:オパール)


ねぐら入りが終わった後は、コンビニへ行き明日の食料を購入して夕食をとるために毎年お世話になっている本吉屋旅館さんのところへ向かいました。
その夕食はとても豪華で美味しいかったです!是非またいただきたいと思いました。
また、この時卒業生のT先輩が来てくださいました!そしてカイロやチョコレートの差し入れをしてくださいました。ありがたく使わせていただきました。
その後M先輩とも合流し、その日は宿に泊まるグループと車中泊をするグループに分かれて就寝となりました。私はKと共に車中泊だったのですが...寒すぎて夜中に起きては寝てを2、3回繰り返していました。
ドライバーの皆様、本日は長時間の運転本当にありがとうございました。

28日の成果:9種9亜種
1.マガン 2.オオハクチョウ 3.マガモ 4.オナガガモ 5.ミコアイサ 6.トビ 7.チュウヒ 8.ヒヨドリ 9.スズメ


2018年12月29日

朝、凍死することなく無事に目覚め、宿の方々と合流し、いざ雁行へ!
サンクチュアリーセンター鳥類館付近から観察しました。
マガンの群れがたくさんおり、ところどころにオオハクチョウの群れがいました。一斉に飛び立つ姿はやはり壮大で、感動しました。
群れがある程度飛び立った後は、周囲を散策。ミコアイサやアオゲラ、エナガなどたくさんの鳥を観察できました!

しばらく散策した後、車で蕪栗沼へ向かいました。
その途中......


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ミヤマガラス (撮影者:Y先輩)


畑で群れているハシブトガラスに混ざっているミヤマガラスを発見しました!カラスの群れもよく見てみるものですね...。

さて、蕪栗沼に着いて散策を始めてからは、名前の通り、宙を飛び回るチュウヒやトモエガモを見ることができました。しかしたくさん雪が降ってきたため散策は中断、丁度お昼時だったのでお昼ご飯を食べに向かいます。


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雪の中での調査 (撮影者:オパール)


お昼を食べてひと段落した後は、少しだけ蕪栗沼の西側へ向かい散策しました。ベニマシコの声が聞けました。

次にガンたちのねぐら入りを見るために日が落ちる前に化女沼に向かいます。沼にはすでにマガンがおり、中にシジュウカラガンの群れも混ざっていました!沼の鳥を観察しながら待っていると、空に黒い塊がわらわらと、マガンの群れがやってきました。化女沼の上を通過していく群れもいました。観察中、また雪がひどく降ってきたため、少し早く切り上げて宿へ向かいました。


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ねぐら入り (撮影者:オパール)


ふたたび本吉屋旅館さんのところへ行き、就寝。みなさま本日は雪の中お疲れ様でした。

29日の成果:39種39亜種
1.ヒシクイ 2.マガン 3.シジュウカラガン 4.オオハクチョウ 5.マガモ 6.オナガガモ 7.トモエガモ 8.コガモ 9.ホシハジロ 10.ミコアイサ 11.カワアイサ 12.カイツブリ 13.ミミカイツブリ 14.キジバト 15.カワウ 16.アオサギ 17.ダイサギ 18.コサギ 19.ヘラサギ 20.トビ 21.チュウヒ 22.ノスリ 23.アオゲラ 24.モズ 25.ミヤマガラス 26.ハシボソガラス 27.ハシブトガラス 28.ヤマガラ 29.シジュウカラ 30.ヒヨドリ 31.エナガ 32.ツグミ 33.スズメ 34.ハクセキレイ 35.セグロセキレイ 36.カワラヒワ 37.ベニマシコ(声のみ) 38.ホオジロ 39.カシラダカ 


2018年12月30日

早朝に宿を出発して、今日も雁行を観察します。


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雁行 (撮影者:オパール)


たくさんいたマガンの群れが飛び立っていきます。何度みても感動です。雁行を見ながら周辺を観察しました。カワアイサやハクガンなどのカモ類やジョウビタキやホオジロなどの小鳥が見られた中、イタチらしき生き物が歩く姿も見られました。

しばらく観察してから、奥松島の野蒜築港にて鳥の観察。セグロカモメやヒドリガモが見られました。ここで私の大好きなキジが見られたようなのですが、私は見られませんでした...残念です。しかし、チュウヒが近くで観察できたのでよかったです。

次に松島公園第五駐車場から雄島へ向かい、散策しました。綺麗な景色がみられ、さらにルリビタキやジョウビタキも見られました!

そこから移動し、蒲生干潟へ向かいます。なにやら工事中でしたが、細い道を通り干潟の方へ。干潟では3〜4種のシギチが見られました。ミサゴの狩りの瞬間も見られました!


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蒲生干潟 (撮影者:オパール) 


しばらく散策した後、少し観光、仙台駅へ!
ずんだスイーツと牛タンを食べました。私はずんだシェイクを食べました。冷たかったですが、とても美味しかったです。

そして帰路へ着きました。

30日の成果:47種47亜種+1種1亜種
1.キジ 2.オオヒシクイ 3.ヒシクイ 4.マガン 5.ハクガン 6.オオハクチョウ 7.ヒドリガモ 8.マガモ 9.カルガモ 10.オナガガモ 11.コガモ 12.キンクロハジロ 13.スズガモ 14.ホオジロガモ 15.ミコアイサ 16.カワアイサ 17.カンムリカイツブリ 18.ミミカイツブリ 19.ウミウ 20.アオサギ 21.ダイサギ 22.コサギ 23.クイナ 24.オオバン 25.シロチドリ 26.メダイチドリ 27.イソシギ 28.ミユビシギ 29.セグロカモメ 30.ミサゴ 31.トビ 32.チュウヒ 33.コゲラ 34.ハシボソガラス 35.ハシブトガラス 36.ヤマガラ 37.シジュウカラ 38.ヒヨドリ 39.ツグミ 40.ルリビタキ 41.ジョウビタキ 42.スズメ 43.ハクセキレイ 44.セグロセキレイ 45.カワラヒワ 46.ホオジロ 47.アオジ
その他:1.ドバト


2018年12月31日

朝、レンタカーを返すためにガソリンを入れてレンタカー屋へと向かいます。車の外に出た時、伊豆沼と比べるとやさしい寒さにホッとしました。
ドライバーの皆様、ふたたび長い運転ありがとうございました。

最後に、伊豆沼遠征全体の成果です!
61種61亜種+1種1亜種
1.キジ 2.オオヒシクイ 3.ヒシクイ 4.マガン 5.ハクガン 6.シジュウカラガン 7.オオハクチョウ 8.ヒドリガモ 9.マガモ 10.カルガモ 11.オナガガモ 12.トモエガモ 13.コガモ 14.ホシハジロ 15.キンクロハジロ 16.スズガモ 17.ホオジロガモ 18.ミコアイサ 19.カワアイサ 20.カイツブリ 21.カンムリカイツブリ 22.ミミカイツブリ 23.キジバト 24.カワウ 25.ウミウ 26.アオサギ 27.ダイサギ 28.コサギ 29.ヘラサギ 30.クイナ 31.オオバン 32.シロチドリ 33.メダイチドリ 34.イソシギ 35.ミユビシギ 36.セグロカモメ 37.ミサゴ 38.トビ 39.チュウヒ 40.ノスリ 41.コゲラ 42.アオゲラ 43.モズ 44.ミヤマガラス 45.ハシボソガラス 46.ハシブトガラス 47.ヤマガラ 48.シジュウカラ 49.ヒヨドリ 50.エナガ 51.ツグミ 52.ルリビタキ 53.ジョウビタキ 54.スズメ 55.ハクセキレイ 56.セグロセキレイ 57.カワラヒワ 58.ベニマシコ(声のみ) 59.ホオジロ 60.カシラダカ 61.アオジ 
その他:1.ドバト


今回、初めて遠征を私が企画しました。反省点はたくさんありますが、先輩方や後輩たち、参加してくださった皆さまのご協力のおかげで無事に遠征を終えることができました。皆さま本当にありがとうございました!
これからも頑張って様々な企画を考えていきたいと思います。

最後まで記事を読んでくださった方、ありがとうございました。

伊良湖遠征 2018


 肌寒い季節となりましたね。皆様、体調を崩していないでしょうか。


57期鳥類班班長のチカディーです。


 
 さて今回は2018年9月に愛知県伊良湖岬にて行われた活動についてお話します。


 参加者は卒業された先輩2名(S先輩、M先輩)、3年生2名(風見鶏、チガディー)、2年生2名(オパール、Kさん)、1年生1名( グッタタ)の合計7名です。


 卒業された先輩方もいらっしゃり、普段とはまた異なる活動になりそうで、期待が膨らみます。




 今回、猛禽類の渡りを見に行くことが目標で、この企画が立ち上がりました。
 開催が近づくにつれ遠征当日に台風が本州に直撃するのではないかとの予報が出ていましたが、日本海側にそれたため無事開催される運びとなりました。



 

遠征1日目
 猛禽類は早朝によく観察されます。そのため伊良湖岬に朝早く到着するように、17:30過ぎに湘南台を出発しました。

 出発したのも束の間、高速道路に乗る前に早速、渋滞に巻き込まれてしまいました。

 カーナビについている伊良湖岬到着予想時刻が刻々と遅くなり、不安がよぎります…



 そして無事、高速道路に乗り、静岡県の清水SAにて夜ご飯を食べることになりました。
 そこを出発する頃には21時になり、遠征初日に愛知県に到達するのは難しい雰囲気に包まれてきました。

 建物を出て車に向かおうとしていると、雨がポツポツと降り始めました。だんだん雨足が強くなり、大雨となりました。おそらく、台風が日本海側を北上していたためでしょう。
 街路樹で寝ていたハクセキレイとシジュウカラの群れは飛び回り大慌てのようでした。その横を通り、私たちは車へと駆け込みました。



 高速道路を乗り継ぎ、少し遠回りしましたがインターチェンジを降りました。その頃には日を跨ぐ寸前でした。
 知多半島近くになると街灯が少なくなってきましたが、岬に近づくにつれてビニールハウス内の煌々とした明かりが目立つようになりました。


 無事に伊良湖岬に到着し、軽く睡眠を取り明日に備えました。






遠征2日目
 まだ空が暗い内に目が覚めました。空を見上げると、雲ひとつありません。鳥を見るのに良いお天気に恵まれたようです。

 だんだんと空が明らむ頃、猛禽類が見られる駐車場へと移動しました。

  駐車場の北側には山々が連なり、南側は海が広がっています。
 もうすでに車が停車し、鳥を観るために待機されている方もいらっしゃいました。
 


 車が駐車場に入る頃、空は青くなり、思わず車内から空を見上げました。
 すると、上空を鳥が飛翔する姿が見えました。
 一瞬だったため、種類までは特定できませんでしたが、確かに猛禽類でした。

 
 車から降りると、山並みにキジバト、カワラヒワを見つけました。空にはヒヨドリの大群やイワツバメを観察することはできたのですが、中々目的の猛禽類を見ることができません。
 


 しばらく待っていると、周りからカメラのシャッター音が聞こえ、レンズは上方を向いています。猛禽類が上空を飛んでいるようです。

 上空を見上げたのですが、見つかりません。
レンズの向きがどんどん海側から山側へと変化していきます。それを追うように目をやると、青空の彼方に茶色の鳥が見えました!

 あの頃は鳥を見つけるのに必死で種類がわかりませんでしたが、頭のサイズを考慮するとサシバであると思われます。



 近くでバードウォッチングをしていた方から海側にミサゴが飛んでいるとの情報を教えていただきました。
 目を向けると今度は、一目ですぐにわかる距離に確認できました。頭や体下面が白く、喉近くが黒く、はっきりとミサゴであることがわかりました。

 ミサゴの細部を今までじっくりと見たことがなかったので、あの光景は今でもはっきりと覚えています。




 今度は上空に先ほどとは異なる羽の先端が尖った鳥がいました。ハヤブサです。
 わずかに尾が短く見えたような気がします。


 
 そんなことを思いながら鳥を待っていると、飛翔スピードがとても早い鳥が私の上空を飛んで行きました。
 あまりにも早く双眼鏡で追いかける暇もなく目視で観察すると、お腹の一部が少し赤味がかっているように見えました。

 近くにいる方に撮った写真を見せていただくと、やはりお腹の一部が赤味がかるチゴハヤブサであることがわかりました。

 今回実際に見てわかったことは飛ぶスピードがはるかにハヤブサよりもチゴハヤブサのほうが早いということです。
 図鑑などではハヤブサとチゴハヤブサは腹部の色を見て判別すると書いてありましたが、それに加えて、飛翔スピードも考慮すると良いのではないかと思います。
 
 フィールドで実際に見て得るものはとても大きいですね。
 

 
 茶色の鳥が上空を飛んで行きます。サシバのように見えていたのですが、実はハチクマだったようです。
 言われてみれば、体に対する頭の割合が小さく見えます。

 明日は必ずサシバとハチクマを見極められるようになりたいとの思いを抱き、駐車場を去りました。



 遅めの昼食を済ませ、シギチ類を見るために汐川干潟に向かいました。


 到着すると、残念ながら干潟はすでに海になっていました。

 満潮に近い時刻だったのですが、少し海から奥まっていたので大丈夫だと思っていたのですが、考えが甘かったようです。



 そのため汐川干潟から近く、干満差を受けない木々に囲まれた滝頭公園に向かいました。


 夕暮れ時の公園は静かさに包まれ、心落ち着く空間でした。

 公園には池があり、カイツブリがいました。水中を潜り、少し経つと水面に出てくるカイツブリを眺めながら、池のほとりの東屋のようなところで休憩しました。

 そこから見える針葉樹の頂きからモズのさえずりが聞こえてきました。
 日没間近の薄暗い空間にさらに物悲しい雰囲気を感じながら、宿へと向かいました。






遠征3日目
 朝早く起きることに慣れたのでしょうか、気持ち良く起床できました。お茶をいだだく余裕もあり、昨日よりも心地よい目覚めとなりました。

 早朝、昨日と同様に伊良湖岬の駐車場へと向かいました。
 昨日よりも海が見渡せる海に平行の歩道沿いにて観察することにしました。

 周りで猛禽類を観察されている方が海上を渡るサギを発見しました。それ以降も何度かその光景を目の当たりにしました。
 そして、渥美半島方面に蜃気楼を目撃することができました。


 遠征3日目も青空が広がり、昨日と変わらないように見えましたが、昨日ほど多くの猛禽類の渡りを見ることができませんでした。
  
 しかし遥か彼方に飛ぶ猛禽類を昨日より、早く見つけることができるようになり、このことは大きな成果だと思います。
 また、サシバやハチクマの見極めも上達したように思います。
 

 改めてフィールドに出て学ぶことの意義を実感した遠征となりました。
 そのようなことを噛みしめて愛知県をあとにしました。
 


 今回、伊良湖岬で猛禽類を観察されていた多くの方々に支えられ多くのことを見聞きし、無事に遠征を終えることができました。
この場を借りて、御礼申し上げます。



 
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


以下、今回の成果です。
31種31亜種+2種2亜種

1.カイツブリ 2.キジバト 3.オオミズナギドリ 4.カワウ 5.アオサギ 6.ダイサギ 7.コサギ 8.ウミネコ 9.ミサゴ  10.ハチクマ 11.トビ  12.ツミ 13.サシバ 14.ノスリ(暗色個体も含む) 15.カワセミ 16.コゲラ(声のみ) 17.チゴハヤブサ 18.ハヤブサ 19.モズ 20.ハシボソカラス 21.ハシブトガラス 22.シジュウカラ 23.イワツバメ 24.ヒヨドリ 25.ムクドリ 26.イソヒヨドリ 27.スズメ 28.キセキレイ 29.ハクセキレイ 30.カワラヒワ 31.ホオジロ

その他
1.ドバト 2.コジュケイ(声のみ)

2018年 谷津干潟

 はじめまして、58期唯一の鳥類班のオパールです。
 今回初めてブログを書くので少し緊張しています…。よろしくお願いいたします。

 さて、今回はシギチを見にこの千葉県習志野市にある谷津干潟に行きました。今回はその活動について書いていきたいと思います。

 参加者は3年生のチカディー先輩と2年生の私、そして1年生のダイヤとグッタタの計4名です。

 谷津干潟最寄り駅を降りて徒歩10分程度で谷津干潟につきました。9時8分に探鳥会スタートです。
早速サギ類カモ類がちらほらいました。
 たくさんいるカルガモより小さいカモたちはコガモのメスだと思い込んでいましたが、なにか様子がおかしい…と思い、よくよく見てみると、半分以上はシマアジでした!そしてシマアジにまじってヒドリガモのペアも見つけました。

 色々見ながら歩いて、途中にあった自然観察センターで昼食をとり、再び雨が降っている中歩いていたとき、ふと干潟を見下ろすと…

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キアシシギ Heteroscelus brevipes  (撮影:ダイヤ)


 キアシシギがいました!しかし、こちらに気づいていながらもなかなか逃げずに動かない…。なんだか様子がおかしかったのでよく観察していると、なんと、その名前にもなっている黄色い脚に、貝らしきものがはさまっていることがわかりました!!まさに漁夫の利状態です。しかし、キアシシギにとっては利はないようで、飛んでも歩いてもその貝が取れる様子もなく、なんだか少し困った顔をしているようにも見えました。取ってあげることができなくてごめんね…と思いつつ先に進みます。

 だんだん潮が満ちてきて、水面が高くなってきました。干潟を見下ろすと、エイが泳いでいるのが見えました。干潟にエイが出没するのか、と驚きました。

 谷津干潟を半分以上まわったあたりで、セイタカシギの家族と思われる群れに遭遇しました。みんなでとことこ歩く姿がかわいらしくて思わずしばらくみんなで立ち止まって観察してしまいました。

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セイタカシギ Himantopus himantopus himantopus (撮影:ダイヤ)


 今回の探鳥会は、谷津干潟を一周し終えた15時50分頃、解散になりました。シギチとカモ類は見分けが難しいので、もっと勉強しなくては、と感じさせる探鳥会となりました。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 最後に今回の成果です

27種27亜種+1種1亜種
1.ヒドリガモ 2.カルガモ 3.シマアジ 4.コガモ 5.キジバト 6.カワウ 7.アオサギ 8.ダイサギ 9.コサギ 10.セイタカシギ 11.キアシシギ 12.イソシギ 13.ウミネコ 14.トビ 15.カワセミ(鳴き声のみ) 16.コゲラ 17.チョウゲンボウ 18.モズ 19.オナガ 20.ハシボソガラス 21.ハシブトガラス 22.シジュウカラ 23.ツバメ 24.ヒヨドリ 25.ムクドリ 26.スズメ 27.ハクセキレイ 

その他:1.ドバト

平成最後の夏 ―アオバトと迷鳥―


57期鳥類班班長のチカディーです。


 平成最後の夏、皆さんはいかがお過ごしになったでしょうか。

 2018年の夏、鳥班では神奈川県大磯町照ヶ崎海岸にアオバトを見に行きました。
 今回はその活動についてお話します。

 アオバトとは全体が緑色、頭から胸にかけて黄色味が強く、腹部が白っぽい中型のハトです。春から秋にかけて海水を飲むために海岸を訪れます。
 アオバトが飛来する照ヶ崎海岸は「大磯照ヶ崎のアオバト集団飛来地」として神奈川県の天然記念物に指定されています。
 


 参加者は3年生1名(チカディー)、1年生2名(Emaya、グッタタ)の合計3名です。



 照ヶ崎海岸の最寄り駅を降りると青空が広がっていました。アオバトを観察するには絶好の日です。
 そんなことを思いながら青空を眺めていると、10羽ほどのハトの群れが飛んでいる姿を目にしました。普段見ているハトとは少し違うような感覚を抱きながら、また別の10羽ほどの群れを見かけました。
 頭から胸にかけて黄色がはっきりと見えました。アオバトです!
 どのアオバトの群れも海岸の方へと向かっているようです。


 海岸へ向かう道すがらに、鳥の羽がまとまって地面に落ちていました。その羽は全体的に灰色で、外縁が黄色でした。
 アオバトの羽ですね。おそらく猛禽類が捕食した跡に遭遇したようです。

 
 海岸に近づくにつれてアオバトの群れが数多く上空を通るようになりました。

 10分ほど歩くと堤防が見えてきました。その上に行き、辺りを見回すと海が目の前に広がっていました。
 太陽を反射した海は輝き、砂浜の向こうには富士山がそびえ立っています。風に吹かれながら見たあの景色は、えもいわれぬ美しさがありました。
 しかしこの日は台風が近づいていたため、波が高くなっていました。

 スコープ(単眼鏡)を組み立てながら、そしてアオバトの飛来状況を計測している方々の解説を伺いながらアオバトを待ちました。

 群れを成したアオバトが飛んできました。
岩礁の上を飛び回り、岩場に降りました。しかし波が高く、岩場は波にのまれ、すぐにアオバトは飛び立ちました。岩場に降りては飛び立つ、そのようなことを何回も繰り返していました。
 台風の影響は計り知れないものがあることを実感しました。


 しばらくして100羽ほどの群れがやってきました。この時は波がすこし穏やかになり、アオバトは岩礁に降り立ちました。スコープを覗くと、アオバトが岩礁にくぼみ溜まった海水にくちばしを浸けて、吸い込むように飲む姿を確認できました。
 そして何より、しっかりと岩場を掴むアオバトの脚が印象的でした。



 アオバトを観察していると、遠くから嘴が長く、幅のある長い翼を持ったシルエットの鳥が飛んできました。しかし普段観察している鳥よりもかなり大きく、尾羽が二又に分かれ長く伸びている鳥です。
 よく見るとなんと
グンカンドリがいました!!

 私たちの上空を悠然と飛び、海の彼方へと消えていきました。

 アオバトを上回るこの感動は、今も忘れることができず、言葉では言い尽くせません。
(後にアオバトの飛来状況を観察している方に伺うと、オオグンカンドリであることがわかりました。)

 その余韻に浸っている間にも、頻繁にアオバトの群れが飛来し、また山の方へと帰って行きました。その姿を2時間ほど観察しました。


 太陽が真上から射すようになると、アオバトはあまり飛来しなくなりました。そのため私たちは海岸線沿いの砂浜を歩くことにしました。

 ビーチコーミング(海岸に打ち上げられた貝などを観察、収集すること)をしながら歩いていると、波打ち際に15羽ほどのウミネコが群れて、佇んでいました。
 ウミネコは高波が足元に及んでも焦ることなく歩いて逃げ、その姿は微笑ましい光景でした。


 砂浜を歩いていると予想以上に体力が奪われました。そのため近くの川を遡上することにしました。真夏の昼間のためでしょうか、川岸にはウのみがいました。
 せっかくなのでスコープで覗き、カワウかウミウかを見極めることにしました。
 グッタタとEmayaは迷いながらもカワウであることがわかったようで良かったです。

 図鑑などで勉強するのも良いのですが、実際に実物を見ながらその特徴を理解していく大切さを私は実感しました。




 今回はアオバトもさることながら、日本ではなかなか見ることが難しいグンカンドリを観察でき、大きな成果を得たと思っています。


 そしてアオバトの飛来状況を計測している方々に大変お世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。


 
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


 最後に今回の成果です
23種23亜種+1種1亜種
1.カルガモ 2.キジバト 3.アオバト 4.オオミズナギドリ 5.オオグンカンドリ 6.カワウ 7.アオサギ 8.キアシシギ 9.イソシギ 10.ウミネコ 11.トビ 12.コゲラ 13.ハシボソガラス 14.ハシブトガラス 15.シジュウカラ 16.ツバメ 17.ヒヨドリ 18.メジロ(鳴き声のみ) 19.ムクドリ 20.イソヒヨドリ 21.スズメ 22.ハクセキレイ 23.カワラヒワ


その他:1.ドバト
プロフィール

鳥類班

Author:鳥類班
大学周辺だけでなく様々な場所で鳥を見たり記録したりしています。ほんわかした雰囲気で活動しています。時には真剣になったり、調査データと睨めっこして考察したりします。
フィールドは日本全国!

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